昨日、サーフィンに出かけました。普段は二つのポイントのどちらにするか、行き来しながら決めることが多いです。家を出発する前に天気予報や波の情報をチェックして、あらかじめ目星をつけておきます。
最初に向かったのは、ホームポイントである浪板海岸のサイズが上がったときに、綺麗なレギュラー方向(左足が前のスタンスと同じ方向)の波が立つポイントです。行ってみると、波のサイズは腰ほど(海面に立ったときの高さを基準とします)でした。
いつもの自分なら「これくらいのサイズでも十分かな」と考え、このポイントでサーフィンすることを選んでいたはずですが、この日は違いました。
「自分の殻を破るために、もっとサイズのある波に挑戦してみよう。高くてもせいぜい肩くらいだろう」という気持ちだったのです。
ホームポイントである浪板海岸に到着すると、そこにはかなりのサイズの波が押し寄せていました。岸から眺めている限りでは、セット(うねりの中で特に大きい波)の大きさはおおむね頭サイズ(約1.8m)ほどです。
意を決して沖へとパドルアウトしていくと、目の前には頭を超えるサイズの波が迫ってきました。これほど大きな波に向き合うのは、私にとって本当に久しぶりのことです。自分のいる場所を巨大なうねりが通り過ぎていく瞬間、そのスケールの大きさを改めて痛感します。それはまるで、自宅の2階から1階を見下ろしているかのような不思議な感覚でした。
心の中にわずかな不安を抱えながら波に合わせてパドリングを試みるものの、どうしてもタイミングが合いません。そうしている間にも、沖からは次なる大波が容赦なく押し寄せてきます。ポジショニングが中途半端になっていたため、何度か巨大な波の直撃を受けてしまいました。波に叩かれるたびに激しく巻かれ、海中深くへと引きずり込まれます。私は必死の思いでリーシュコード(足とサーフボードを繋ぐ専用のロープ)を手繰り寄せ、必死にボードにしがみつきました。激しく巻かれている間は、息をすることすらできません。
数年前の私だったら、その時点で諦めていたはずです。特別な体力作りに取り組んでいたわけでもなく、当時は無理を避ける選択をしていたため、波に揉まれて必死にボードにしがみついた瞬間に、きっとそのまま岸へと引き返していたことでしょう。
しかし、今の私にはパーソナルジムで鍛えた筋力があり、昨日より小さな波であれば2時間で何本も乗れるほどのパドリング力が身についているという自信もありました。そのおかげで体力的な不安は一切なく、何度転んで波に巻かれようとも、諦めずに沖へとパドルアウトを続けました。実は、この日使用していたサーフボードは浮力が強かったため、最初はドルフィンスルーが上手くいきませんでしたが、何度も挑戦を繰り返すうちに、そのドルフィンスルーさえも克服していくことができたのです。
何よりそれ以上に、「不安を払拭して自分の基準を超えたい!」という思いの方が強く出てきました。
そしてセットの波に乗りました。頭くらいのサイズの波です。わたしは安定してサーフボードに立ち、しっかりボードをコントロールしターンをして最後まで乗ることができたのです。2時間くらい入ってましたが、その一本で非常に満足して海から上がりました(笑)
なんとなくあった不安や恐怖を乗り越えられたこと。そして、乗り越えてチャレンジしたらちゃんと自分は乗れていたこと。しかも今まで以上にしっかりとコントロールされたライディング(自分なりに)ができたこと。これが自信になりました。海を眺める視界が何やら変わった感じがしました。
現在50歳。ようやく自信を持って「サーファーだ」と名乗れる初めの日となりました。








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